まず、冷暖房費の削減のために高断熱・高気密住宅が有利です。

さらに付け加えるならば、まとまりの良いコンパクトな住宅にすること。

外観が複雑な凹凸の多い住宅は同じ床面積でも外壁や屋根面積が多くなり、その分熱損失も多くなります。
理想的な形は総2階建て真四角な住宅ということになります。

また、断熱性能だけに限っていえば、窓は大きくせず必要最小限に留める方が有利です。

複層ガラスや断熱防露サッシなど従来よりも性能が良くなったとはいえ、断熱材を入れた壁に較べると窓ははるかに熱が出入りしやすい場所です。

耐震性能を向上させるうえでも、バランスよく耐力壁を配置することは重要ですから、やみくもに大きな窓を設けることは控えるべきです。