診断士が、実際に建物の構造部分や劣化の状態などを見て診断します。

柱や壁の位置、寸法、筋交いの有無、使われている素材、基礎の状態などを家の内外から確認し、屋根裏や床下も点検します。

調査時間は、図面がある場合、比較的簡易な一般診断で1時間程度、詳細な診断の場合3時間程度は掛かります。

図面がない場合や建物が大きな場合は、さらに時間がかかることもありますので、図面や工事写真をお持ちの方は、事前に準備しておきましょう。

また、数時間の調査では分からない点や見落としてしまう点もありますので、「浸水したことがある」「シロアリの被害を受けた」などの情報を診断士に提供してください。
医者が検査と併せて問診によって病気を特定していくのと同様、耐震診断も多くの情報により精度の高いものになります。

調査後2〜4週間程度で結果が耐震診断書にまとめられます。耐震診断書を受け取る際は、必ず診断士から説明を受け、分からない点は質問しましょう。