耐震診断は、一般診断と呼ばれる比較的簡易な診断方法と、より精度の高い詳細な調査に分けられます。

一般診断は、自宅の耐震性や補強方法の概要を把握するのに有効です。
費用は、具体的な補強計画を含まないもので大体5〜10万円程度です。

詳細な診断の場合、一般診断に比べ精度が高く、通常、具体的な補強計画も併せて提示されます。費用は30万円前後です。
一般診断が健康診断レベル、詳細診断が手術前の検査レベルと考えてください。

耐震改修助成制度を実施している市区町村では、工事費用だけでなく耐震診断に対しても補助を出しているところが多く、一般診断を無料で実施している市区町村もあります。
行政が窓口となって診断士の手配や紹介をしてくれるので、ご相談ください。

なお、工事費用に対する補助金は、行政窓口の耐震診断を受診していないと出ないケースがほとんどですので、事前にお住まいの市区町村にご確認ください。